
オイルのメンテナンスについて調べていたらシャルドネさんのブログに補修方法が記載されていましたので、そこを参考にさせて頂き、オイル仕上げ商品のヤニ・黒ずみの補修方法をご紹介していきます。
ヤニ・黒ずみを目立たなくしよう!
無垢材によっては木が温まることにより木の中で固まっていた樹脂(ヤニ)が液体となって表面にでてしまい、白い跡が残ったり、長年の使用で手垢や汚れで黒ずんでしまったりして、できるだけ綺麗にしたいと思っている方も多いかと思います。
オイルがしっかりと効いていいればアルコールとメラミンスポンジでヤニや黒ずみをある程度除去できますので、当ページをご参考にして頂き、ぜひ一度補修をおこなってみてはいかがでしょうか。
※木材を薄くスライスした突き板貼りの製品は、表面の天然木が削れてなくなってしまう可能性があるため、無垢材の製品にてお試しください。
準備する道具
- アルコールスプレー(アルベットESなど)
- メラミンスポンジ(激落ちくんなど)
- いらない布数枚
- #240~#320ほどの目の粗くないサンドペーパー
(#400ほどのペーパーもあるとより綺麗に仕上がります) - #600ほどの目の粗くないサンドペーパー
- オイルワックス
オイルワックスを使用する際は火器厳禁で必ず窓を開けよく換気しながら行いましょう!
このページでは記載しておりませんが、テーブル全面になるとかなり広範囲で手間のかかる作業になりますので、電動のサンダーがあると作業がかなり楽だし、削る力が手より遥かに強いですので慣れれば手作業より均一により綺麗に仕上げることができます。ホームセンターで売っておりますので、是非この機械に使ってみるのもいいかもしれません。
サンダー用のサンドペーパーは上記の2~3段回で順に目を細かくしながら以下の作業工程でペーパー掛けを行えばばっちりです!結構勢いよく回りますので、削り過ぎないように強すぎず優しすぎず均一な力を意識して、怪我に十分気をつけてから作業をおこなってください。
また、一部のみ補修を行う場合はサンドペーパーでの補修の方が楽なので、
「軽度の傷のメンテナンス方法いついて」
をご参考くださいませ。
早速補修をしていこう!
準備が整ったので、早速家具の補修を行っていきましょう!
アルコールとサンドペーパーで傷・シミを目立たなくしよう
- 綺麗にしたい家具の表面に適量アルコールスプレーを吹きかけます。
- アルコール後、木目に沿ってメラミンスポンジで擦っていきます。
- 1と2を繰り返し、アルコールスプレーとメラミンスポンジで全面を擦っていきます。
-
ひと段落したらアルコールや汚れを準備したいらない布で拭き取ります。
アルコールとメラミンスポンジにより、表面のオイルが完全になくなった状態になりました。この工程で十分綺麗になったという方は下の工程を飛ばして、「オイルで綺麗に仕上げよう」にてオイルを塗り込む工程にお進みください。 -
汚れを拭き取ったら次はサンドペーパーを全面にかけていきます。
- サンドペーパー
傷が少し残っている場合は#240~#320のサンドペーパーを使い、木目に沿ってペーパー掛けを行い表面を少し削っていきます。
注意:サンドペーパーを使う場合は、必ず木目の流れに沿ってペーパー掛けを行ってください。木目の流れと直行してしまうと、傷が入る原因となってしまいます。 - 傷が目立たなくなったら、乾いた布で木くずを布で拭き取ります。
-
仕上げに#600のサンドペーパーを木目に沿って使い、表面を滑らかにしていきます。ここでしっかりとペーパー掛けを行えば、表面がスベスベとした気持ちの良い仕上がりになります!
#400ほどのサンドペーパーもご準備した方は#400→#600の順に同じ手順でペーパーをかけるとさらに綺麗な仕上がりになります。 - 触って表面が滑らかになったら、最後の仕上げに乾いた布で木くずを布で拭き取ります。
これでサンドペーパーでの作業は終わりです!
オイルで綺麗に仕上げよう
ペーパー掛けが終わったら、仕上げにオイルを塗り込んでいきます。別ページにも詳しく記載しておりますので、そちらもご参考にしてみてください。
オイル商品のメンテナンスについて
- オイルが固まっていることがあるので、オイルの入った容器をよく振ってください。
- 布にオイルを付け、しっかり塗り込んでいきます。
余分なオイルは後から拭き取りますので、塗りムラは気にせずに手早くまんべんなく塗っていきます。 - まんべんなく濡れたら、オイルがついていない布でしっかり拭きとっていきます。全体を拭き取れたらもう一度しっかり拭き取りましょう。
- 1時間ほど放置した後、残りの布で再度しっかりと拭き取ります。
しっかりと拭き取れていない場合、オイルが固まりベタつきの原因となりますので、しっかりと拭き取りましょう! - しっかりと拭き取れたら、環境により時間は変わってきますが、半日ほどはそのまま乾かしておいてください。
夏場などの高温多湿な環境だと乾きにくいので、冷房や除湿をすると乾きが早くなるかと思います。 - 家具を乾かしている間に使い終わった布は、すぐに水に浸してから処分しましょう。そのままにしておくと発火する恐れがありますので大変危険です。
使い終わったタオルを処分し終わったら補修完了です!
これで補修完了です!
手間をかければ綺麗になります!
テーブルの天板を全て補修するとなると中々骨が折れる作業です。でも、手間のかかる作業だからこそ綺麗になった時の感動や家具への愛着が深まってくるのではないでしょうか。
オイル仕上げから生まれる木の質感を活かした温かみある家具は、日々生活してきた証を味わいにしてしまう素敵な家具ではありますが、長年使っている感謝をこめて数年に1度はしっかり時間をかけてしっかりと磨いてあげましょう。
お勧めのオイルワックス
関連ページ
スポンサーリンク
|
スポンサーリンク
|
0 件のコメント:
コメントを投稿