
前回の記事でオイル商品のメンテナンスについてご紹介しましたが、今回はそれに引き続き傷の補修方法をご紹介していきます。
軽度の擦り傷の補修をやってみよう!
比較的軽度の表面に凹みのない擦り傷や軽度のシミについてはサンドペーパーで軽く削るだけで、簡単に消える場合もあります。比較的簡単にできますので、当ページをご参考にして頂き、ぜひ一度お手入れをおこなってみてはいかがでしょうか。
準備する道具
- いらない布4枚
- #240~#320ほどのサンドペーパー(無垢材の場合)
- #600ほどの目の粗くないサンドペーパー
- オイルワックス
いらない布はオイルを塗る際と余分なオイルを拭くきとる際に使用しますが、オイルを塗る際の布については要らなくなった白っぽい肌着を使うとオイルが塗りやすかったりします。また、茶色などの濃い色の布だときちんと拭きとれたかわかりづらいため、明るい色の布をお勧めします。
上記のものが準備出来たら始める前に必ず注意してほしい事があります。
オイルは自燃性があるため、火器厳禁で必ず窓を開けよく換気しながら行いましょう!
また、サンドペーパーを使うと木くずがかなり出ますので、掃除をしやすい環境で作業を行いましょう。
早速補修をしていこう!
準備が整ったので、早速家具の補修を行っていきましょう
サンドペーパーで傷を目立たなくしよう
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傷やシミがある箇所を#240~#320のサンドペーパーで傷が目立たなくなるまで削っていきます。
もし表面が木を薄くスライスした突き板貼りの時は削りすぎると下地が透けて色が薄くなってしまうため、#600の目の粗くないサンドペーパーを使い、擦りすぎに注意し、傷の所だけでなく比較的広い範囲で軽く擦ると自然な仕上がりになります。
注意:サンドペーパーを使う場合は、必ず木目の流れに沿ってペーパー掛けを行ってください。木目の流れと直行してしまうと、傷が入る原因となってしまいます。 - 傷が目だたくなったら、布で軽く木くずを拭き取ります。
少し傷が残ったな~といった場合でもオイルをひけば目立たなくなる場合もありますので、ある程度傷が消えたら軽くオイルを塗って傷の具合を確認してみてください。 - #240~#320のサンドペーパーのままだと少し表面が荒いので、仕上げに#600のサンドペーパーを使い同じ要領でペーパー掛けを行います。触って表面が滑らかになったら、再度木くずを布で拭き取ります。
これでサンドペーパーでの傷・シミ消しが終わりです。
オイルで綺麗に仕上げよう
ペーパー掛けが終わったら、仕上げにオイルを塗り込んでいきます。別ページにも詳しく記載しておりますので、そちらもご参考にしてみてください。
オイル商品のメンテナンスについて
- オイルが固まっていることがあるので、オイルの入った容器をよく振ってください。
- 布にオイルを付け、しっかり塗り込んでいきます。
余分なオイルは後から拭き取りますので、塗りムラは気にせずに手早くまんべんなく塗っていきます。 - まんべんなく濡れたら、オイルがついていない布でしっかり拭きとっていきます。全体を拭き取れたらもう一度しっかり拭き取りましょう。
- 1時間ほど放置した後、残りの布で再度しっかりと拭き取ります。
しっかりと拭き取れていない場合、オイルが固まりベタつきの原因となりますので、しっかりと拭き取りましょう! - しっかりと拭き取れたら、環境により時間は変わってきますが、半日ほどはそのまま乾かしておいてください。
夏場などの高温多湿な環境だと乾きにくいので、冷房や除湿をすると乾きが早くなるかと思います。 - 家具を乾かしている間に使い終わった布は、すぐに水に浸してから処分しましょう。そのままにしておくと発火する恐れがありますので大変危険です。
使い終わったタオルを処分し終わったら補修完了です!
これで補修完了です。
傷の補修は意外と簡単
傷の補修となると難しいかと思われる方も多いかと思いますが、今回は文章にて補修方法をご紹介してきましたが、やってみたら意外と簡単なことに気づいて頂けるかと思います。
家具の傷が木になっている方は、晴れた休日に自慢の愛車を綺麗にするように、晴れてカラッとした清々しい日に“自慢の家具”を綺麗にしてはいかがでしょうか。
お勧めのオイルワックス
次回:凹みのある傷の補修方法について
前回:オイル商品のメンテナンスについて
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