2015年3月21日土曜日

オイル仕上げ商品のメンテナンスについて

オイル仕上げ 家具

参照:http://www.nolsia.jp/

普段のお手入れは?

普段のお手入れについてですが、オイルフィニッシュが表面に塗膜を作らない塗装で、水気が比較的染み込みやすい塗装のため、水気をきちんと拭きとることが大切ですが、食前や食後にはどなたでもテーブルを吹いて綺麗にするでしょうし、簡単に乾拭きして水気、汚れを落とす程度で問題ないです。

普段は軽く拭きあげるだけで十分

普段のお手入れには、乾いた布で乾拭程度で大丈夫です。ちょっとした汚れについては、水もしくはぬるま湯を含ませた固く絞った布で拭き取った後、そのままにするとシミの原因となりますので、乾いた布で水分を拭きあげてください。

汚れが酷くて取れない場合は?

中性洗剤を3%ほどに薄めて布に浸し、固く絞ってから汚れを拭きあげてみてください。それで汚れが取れれば、今度は水もしくはお湯を含ませ固く絞った布で拭きあげ、最後に乾いた布で仕上げ拭きを行ってください。

この時、酸性やアルカリ性のものを使うと木材と反応し、変色してしまう可能性がありますので、必ず中性洗剤を使用してくださいね。

艶が無くなってきなと感じた時はオイルを塗り込みましょう

オイルを塗り込んだ時は表面にしっとりとした艶があります。オイルをしっかり塗り込んだ直後の表面に水滴を垂らしてみるとわかるのですが、しっかり水をはじいてくれます(流石にそのままにしておくとまずいですが)。

使用しているうちに、段々お部屋に馴染んでくると共に段々艶も無くなりカサついた状態になってきます。オイルが抜けてしまった状態です。水気を大変吸いやすい状態ですので、そのままお使いになるとシミや汚れが残ってしまいますので、特に水気や汚れることの多いダイニングテーブルなどでは定期的にオイルを塗り込んであげましょう。

再度オイルを塗り込むことで、艶が生まれ見た目も使い勝手も良くなりますし、使っている家具に対する愛着も湧きますよ。

先ずは道具と作業環境を整えよう

サンドペーパーを使って木を削るとひと手間かかるし、木くずが出てしまいお掃除が大変ですので、傷や汚れシミなどが気にならない場合はペーパーせずにオイルを塗り込みましょう。
それだけでも十分に艶も美しさも戻ってきますよ。

私は普段「リボス社のビボス」というメンテナンスオイルをよく使用していますが、工場によって使っているオイルワックスは様々ですので先ずは購入店にしっかりどのオイルワックスを使っているのか確認しましょう。お店によっては家具に使っているメンテナンスオイルを販売しているところもありますので、もし販売している場合はそのショップさんで買った方が安心でしょう。

準備するもの
  • オイルワックス
  • いらない布2~3枚
  • #1500以上の目が細かいサンドペーパー(オイル後の毛羽立ちが気になる方のみ)

いらない布はオイルを塗る際と余分なオイルを拭くきとる際に使用しますが、オイルを塗る際の布については要らなくなった白っぽい肌着を使うとオイルが塗りやすかったりします。また、茶色などの濃い色の布だときちんと拭きとれたかわかりづらいため、明るい色の布をお勧めします。

上記のものが準備出来たら早速オイルをひいていきますが、始める前に必ず注意してほしい事があります。

オイルは自燃性があるため、火器厳禁で必ず窓を開けよく換気しながら行いましょう!
また、冷暖房等はオイルの乾燥を速めベタつきの原因となるため、電源をオフにしてくださいね。

早速オイルを塗り込もう

準備が整ったので、早速オイルワックスをお使いの家具に塗り込んでいきます。

  • オイルが固まっていることがあるので、よく振ってください。
  • 布にオイルを付け、しっかり塗り込んでいきます。
    余分なオイルは後から拭き取りますので、塗りムラは気にせずに手早くまんべんなく塗っていきます。
  • まんべんなく濡れたら、オイルがついていない布でしっかり拭きとっていきます。全体を拭き取れたらもう一度しっかり拭き取りましょう。
  • 1時間ほど放置した後、残りの布で再度しっかりと拭き取ります。
    しっかりと拭き取れていない場合、オイルが固まりベタつきの原因となりますので、しっかりと拭き取りましょう!
  • しっかりと拭き取れたら、環境により時間は変わってきますが、半日ほどはそのまま乾かしておいてください。
    夏場などの高温多湿な環境だと乾きにくいので、冷房や除湿をすると乾きが早くなるかと思います。

    メンテナンスとは少し話がそれますが、冷暖房を入れる場合は直接風の当たるところでは使用しない方がいいです。特に無垢を使用した天板や前扉の場合は急激な乾燥による反りや割れが発生する可能性がありますのでご注意くださいませ。
  • 家具を乾かしている間に使い終わった布は、すぐに水に浸してから処分しましょう。そのままにしておくと発火する恐れがありますので大変危険です。
  • しっかりと乾かしたら完了になりますが、手で触ってみて少しざらつきがあるような時は1500番以上のかなり目の細かいサンドペーパーで軽くなでるように全体を擦り、布で軽く粉を拭き取るとザラつきが軽減されます。擦りすぎるとオイルが取れてしまいますし、粉が多く出てしまいますので、なでる程度で大丈夫かと思います。

    サンドペーパーを使う場合は、必ず木目の流れに沿ってペーパー掛けを行ってください。木目の流れと直行してしまうと、傷が入る原因となってしまいます。

ひと手間くわえるだけで長く美しく使えます

意外と簡単にできて、これだけで随分綺麗になりますので是非一度メンテナンスを行ってみてください。メンテナンスの期間は水拭きする回数によっても変わりますが、定期的にオイルによるメンテナンスを行うことで、美しさを保ったまま、より味わい深い家具となっていくことでしょう。

お勧めのオイルワックス

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