2015年3月9日月曜日

無垢と突き板について

無垢 突き板 違い

無垢材とは

一本の原木から直接角材や板を切り出した、天然木そのもののことを指します。
何も継ぎ接ぎが無い一枚板のものや細長い木を横方向に剥ぎ合わせた幅はぎ集成材、縦・横に剥ぎ合わせた集成材等があります。
フローリングやテーブル等の家具では無垢材というと、幅剥ぎ集成材や集成材を表すことの方が多いです。
剥ぎ合わせが少ないほど、良い木材の選定が難しくなるので高価になります。

無垢材の利点

1.天然の木そのものになりますので、かなり重厚感、高級感があります。剥ぎあわせが少ないほど木目が繋がり、さらに木の美しさが際立ちます。

2.長年の仕様で木材が経年変化により味わい深い色合いへと変化していきます。木そのものが変化するため、深みがあり綺麗で、それが一番の醍醐味ではないかと思います。

3.家具の仕上げに使われるオイルフィニッシュなどの自分で手入れができる仕上げ塗装に限りますが、多少家具に傷が入ったところでサンドペーパーやオイルがあれば、比較的簡単に自分で補修ができます。

4.ボンド等の使用料が少ない分化学物質が少なく、突き板や積層材等と比べ健康被害が出にくいです。

無垢材の欠点

1.一枚板や幅はぎ集成材など剥ぎあわせが少ないものは、反りや割れが出やすいので、きっちり反り防止策等がとられているかしっかり確認することや、お部屋を乾燥させすぎない工夫が必要。

2.それぞれ木目の表情が違うため、使用する木材によっては木目にかなりばらつきが出てきてしまいます。

3.木そのものを使っているのと、家具については反りを抑えるための仕組みをつくる必要があるため、どうしても値段が高くなってしまいます。

4.中身が詰まっているため、どうしても重量が出てきます。

突き板材とは

一本の木を薄さ0.2~0.3mmほどにスライスし、合板に張り付けたものになります。
0.4~0.6mmほどにスライスした厚突きの素材もあります。あまりイメージがつかないかもしれませんが、こちらも木目が美しい天然木には変わりありません。

突き板の利点

1.一本の角材を薄くスライスして使用するため、均一の木目が何枚も採れ、木目を安定して合わせやすいのが最大の強みです。

2.無垢材ほどではないですが、長年の使用していくうちに経年変化で味わい深い色合いに変化していきます。

3.無垢材とは違い、反りや割れによる狂いが出ないのが強みです。

4.希少な木材は別ですが無垢材と比べ、価格がかなり抑えられます。

突き板の欠点

1.下地が合板のため、無垢材と比べどうしても深みに欠けます。

2.深い傷が入ってしまうと突き板がなくなってしまう可能性もあり、補修が難しい場合も

3.フラッシュや突き板の張り付けなど無垢と比べ化学物質がどうしても多くなります。

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